ペーパーロジック株式会社は8月14日、東京在住の人事・総務部門社員109名を対象に実施した「年末調整書類の電子化」に関する調査の結果を発表した。
2020年10月以降、これまで従業員から勤務先に書面で提出していた年末調整手続きについて、データで提出できるようになるのが「年末調整業務の電子化」。
「年末調整業務の電子化」を知っている人事・総務担当者が82.6%という結果に。
また、年末調整業務の電子化に期待することとして、「管理や確認を簡単にしたい」が79.0%、さらに年末調整控除申告作成用ソフトウェアに期待する項目として、「提出状況の管理や内容チェック機能があるか」を挙げた人が約7割と最も多い結果となった。
年末調整業務について、「非常に負担に感じていた」が34.8%、「負担に感じていた」が46.8%と8割以上の人事・総務担当者が年末調整業務の負担を感じていることが明らかに。
負担に感じていると回答した91%が電子化を希望。
電子化に期待することに関しては、「管理や確認がしやすくなるから」が79.0%、「システム上で業務が完結できることから業務の効率があがるから」が63.0%、、「書類の紛失を防ぐことができるから」が54.3%という回答に。
ペーパーレス化によりシステム上で管理できることで、紛失リスク軽減およびコスト削減が期待されている。また、紙からデータでの提出でよくなったことから、業務がシステム上での完結することや給与システムとの連携により業務効率化も期待されていることがわかる。
年末調整手続き電子化にあたってソフトウェアに期待することは、「提出状況の管理や内容チェック機能があるか」が67.9%
「セキュリティ対策がしっかりしているか」が59.6%、「給与システムへのインポート機能があるか」が56.9%と上位をしめた。
セキュリティはもちろんのこと、年末調整手続き業務がシステム上で完結できるようなチェック機能や連携機能がわかる。
年末調整手続き電子化については国税庁のWebサイトでも詳しく解説されていることから確認しておきたい。
参考:「年末調整書類の電子化」に関するアンケート調査
https://paperlogic.co.jp/news_20200814/
参考:年末調整手続の電子化に向けた取組について(令和2年分以降)
https://www.nta.go.jp/users/gensen/nenmatsu/nencho.htm