コロナ禍において、在宅勤務をする企業が増えてきています。そこで生じた問題が「オフィスでのコミュニケーション」をどう移行するかです。ちょっとした軽い問いかけや、雑談めいた内容……そこで登場したのが、メールよりも気軽にメッセージできて、スピーディーにコミュニケーションが可能な「ビジネスチャットツール」です。
すでになじみ深いLINEやMessengerなどの機能をビジネス用に使えるようにしたもので、業務効率化やコミュニケーションの改善のために使われています。
本記事では、ビジネスチャットツールの概要と5つのビジネスチャットツールについて、バージョンアップも含めた2020年10月現在の内容でご紹介いたします。
ビジネスチャットツールとは、主に打ち合わせや会議、商談など、多様なビジネスシーンでの利用に特化した、オンライン型のコミュニケーションツールです。テキストのやり取りやビデオ会議、さらにはファイル送受信ができることが特徴です。
Zoomなどのビデオ会議システムにもチャット機能はありますが、あくまで会議の中でのみの使用に止められているのに対し、ビジネスチャットツールは、LINEやMessengerのようにチャット履歴を残しておけます。
情報を共有したいとき、早く返信が欲しいときなど、迅速な対応が求められる場面では、メールよりもビジネスチャットの方が適したツールです。
コロナ禍の中で在宅勤務が推奨されるようになってからは、ビジネスチャットツールの便利さに注目が高まったことで、システムを提供する各社とも、使い勝手や機能面の改善、セキュリティ強化にも力を入れています。
ビジネスチャットツールの基本的な性能は以下の5つです。
テキストでやり取りする機能です。メールのように宛先や件名、署名を入力する必要がなく、リアルタイムでスピーディーなコミュニケーションを取ることが可能です。
システムによっては、文字以外にも、絵文字やスタンプを入力して、文字だけでは分かりづらい自分の感情を伝えることができます。
また、ビジネスチャットツールは、PCだけでなくスマートフォンやタブレットでも利用が可能なので、会社支給のデバイスにインストールしておけば、外出先や自宅でもチャットの内容を確認できます。
チャットは1対1だけでなく、部内や同じ業務担当などでグルーピングしてやり取りが可能です。
スケジュール、タスクも共有できますので、リモートワークでも仕事の進捗を細かくキャッチアップできます。
過去のチャットから、キーワードなどで文章を検索できます。
チャットツールや料金プランによっては、検索できる範囲が限定されるものもあります。
ビジネスチャットツールでできるのは、テキストのやり取りにだけではありません。スマートフォンやタブレット、パソコンといったデバイスに内蔵されているマイクやカメラと連携することで、電話のように音声通話ができたり、ビデオ会議を行うことが可能です。
WordやExcelなどで作成した文書や画像、動画などのファイルをアップロードして、チャットの中で必要な資料をリアルタイムで共有することができます。
アップロードされたファイルはそのままダウンロードが可能です。チャットの会話の流れでそのまま送信・受信ができるため、どこのポイントで資料が必要だったかを後で検索することもできます。
今回の記事では、以下の5つのビジネスチャットツールを比較します。
いずれも多くの企業で採用されている実績があり、ビジネスチャットツールの導入を検討する場合には候補にあがるツールです。
1.Chatwork
https://go.chatwork.com/ja/
2.Slack
https://slack.com/intl/ja-jp/
3.Microsoft Teams
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software
4.Google Chat
https://workspace.google.co.jp/intl/ja/products/chat/
5.LINE WORKS
https://line.worksmobile.com/jp/
Chatwork | Slack | Microsoft Teams | Google Chat | LINE WORKS | |
---|---|---|---|---|---|
無料プラン | あり | あり | あり | なし(2週間のお試しあり) | あり |
チャット機能 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無料は100人まで有料は無制限 |
グループチャット機能 | 無料は累計14グループまで有料は無制限 | 無制限 | 最大200チャネル (削除されたチャネル含) | 無制限 (チャットルームと呼ばれる機能で提供) | 無制限 |
検索 | 全てのメッセージ | フリープランは10,000件まで | 全てのメッセージ | 全てのメッセージ | 全てのメッセージ |
音声通話・ビデオ会議 | 1対1 | 1対1(フリープラン)最大15名(スタンダード)など | 音声通話は20名/会議は最大300 人 | 100~250名 | 無料は1対1 有料は200人まで |
ファイル共有 | 無料は5GBまで料金プランによって拡大 | 無料は5GBまで料金プランによって拡大 | 無料は10GB+2GB/個人 料金プランによって拡大 | 無制限 | 無料は5GB/有料は100GB~10TB料金プランによって拡大 |
その他独自機能 | ・タスク管理・絵文字・マイチャット・ピン機能・日本語・英語・台湾・ベトナム語・タイ語・スペイン語の6ヶ国語対応など | 独自の拡張性 | ・Word、PowerPoint、Excel のファイルにリアルタイムでアクセス、共有、編集が可能・ビデオ通話における背景ぼかし機能 | ・Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドでシームレスにコンテンツを共同編集 | ・既読確認・送信したトークの取り消しなど |
システム連携 | API連携メール カレンダージョブカンSmartHRなど | メールTwitterSkypeなどフリープランは最大10アプリまで | 無制限 | Google のアプリおよびサードパーティ製アプリ (Salesforce や Jira など) | ワークフローや総務/人事システムなど多数 |
導入事例 | ・GMOインターネット・川崎フロンターレなど | ・DeNA・株式会社カクイチなど | ・IKEA・PayPalなど | ・森ビル株式会社・株式会社帝国ホテルなど | ・大阪ガス株式会社 ・株式会社ヤナセなど |
ではここからは、5つのビジネスチャットツールをご紹介いたします。
画像:チャットワークサイトより(https://go.chatwork.com/ja/)
Chatworkは2011年に販売開始された、国産のコミュニケーションツールです。2020年現在、導入企業社数は257,000社以上を誇ります。
メッセージの履歴を対象とするキーワード検索、チャットの中で発生したタスクの作成・管理、ユーザーや端末に応じた機能制限など、日本企業での利用を念頭に置いた機能が充実している点が、Chatwork独自の特徴です。
日本語・英語・台湾・ベトナム語・タイ語・スペイン語の6ヶ国語にも対応しており、外国人社員がいても安心して利用できます。
また、API連携で、メールやカレンダー、Twitterなどとも連携できるほか、人事労務システムなど、社内システムとも連携が可能です。各サービスの通知情報をチャットに集約することで、業務効率を高められるでしょう。
フリー | パーソナル | ビジネス | エンタープライズ | |
価格 | 0円 | 400円1ユーザー/月 | 600円1ユーザー/月 (年間契約の場合は500円)1か月無料お試しあり | 960円1ユーザー/月 (年間契約の場合は800円)1か月無料お試しあり |
ユーザー数 | 14グループチャットまで | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
グループチャット数 | 累計14グループまで | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
音声/ビデオ通話/画面共有 | 1対1 | 複数で可能 | 複数で可能 | 複数で可能 |
ストレージ | 5GB | 10GB | 10GB/ユーザー | 10GB/ユーザー |
管理とセキュリティ | ユーザー管理 | ・ユーザー管理 ・社外ユーザー制限 ・IP ・モバイル端末制限 ・専用URL機能 ・ファイル送受信制限 ・外部SNS制限 ・SLA(サービス品質保証)など | ||
広告 | 表示 | 非表示 | 非表示 | 非表示 |
参考:Chatworkサイト 料金・プランより (https://go.chatwork.com/ja/price/)
料金プランはフリー、パーソナル、ビジネス、エンタープライズの4種類から選択可能です。
無料プランもありますが、ビジネスチャットツールで最もよく使う「グループチャット」が合計ではなく累計で14グループまでとなっており、グループを削除しても14グループ以上作ることができないので、個人事業主でもお試しプランとして使う方が良さそうです。
ビジネス利用においては、SNSなどの外部との接続を制限したり、IPアドレスや専用URL利用によるアクセス制限をおこなうことができたりなど、情報漏洩を防ぐセキュリティ機能が強化されるエンタープライズプランがおすすめです。
運営会社 | Chatwork株式会社 |
設立 | 2004年11月11日(創業 : 2000年7月15日) |
住所 | 〒105-0011 東京都港区芝公園 3-4-30-7F |
従業員数 | 153名(2020年9月末日時点) |
画像:Slackサイトより(https://slack.com/intl/ja-jp/)
Slackは2013年にアメリカで開発・リリースされたチャットサービスです。2017年11月には日本語版の提供が開始されました。2020年現在、10万社以上の企業がSlackを導入しています。企業の規模や利用したい機能に応じてフリー、スタンダード、プラス、Enterprise Gridの4つの料金プランから選択可能です。
Slackには「チャンネル」と呼ばれるしくみがあります。これはChatworkやFacebookのMessengerアプリにあるグループと同じようなものです。Google DriveやMicrosoft 365をはじめ2,000 以上のサービスと連携可能で、複数名でプロジェクトを進めるのに向いています。
Slackに特徴的なのは、トップページにもあるように「それでもやっぱり」「~あるんです」といったような、より口語的な語り口調。
ヘルプページやお知らせも、親しみを感じさせる文章になっています。フランクなムードで堅さを和らげたいという職場には、特におすすめです。
フリー | スタンダード | プラス | Enterprise Grid | |
価格 | 0円/月 | 850円/月 | 1600円/月 | 要確認 |
ユーザー数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ストレージ | 5GB | 10GB/メンバー | 20GB/メンバー | 1TB/メンバー |
検索 | 10,000件 | 全て | 全て | 全て |
音声/ビデオ通話/画面共有 | 1対1 画面共有不可 | 最大15名画面共有可能 | 最大15名画面共有可能 | 最大15名画面共有可能 |
管理とセキュリティ | ・データ保存時と転送時の暗号化 ・2要素認証など | ・Google 経由の OAuthなど | ・SAML ベースのシングルサインオン(SSO) | ・Slack Enterprise Key Management (独自の暗号化キーを使って Slack 内のデータを完全にコントロールし、アクセス状況を可視化) |
広告 | なし | なし | なし | なし |
参考: Slackサイト 料金・プランより (https://slack.com/intl/ja-jp/pricing)
Slackの料金プランは4種類。
有料プランのスタンダードとプラスは、ストレージが倍になる以外にセキュリティの強化がされています。
部門ごとにSlackを導入していても、最終的にセキュリティやコンプライアンスに関しても統制していくのであれば、Enterprise Gridで全社統一パッケージとして継続利用するのがおすすめでしょう。
運営会社 | Slack Technologies, Inc. |
設立 | 2009年(カナダ・バンクーバーにて) |
住所 | (日本・東京の拠点)〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目1-1大手町パークビルディング17階 |
従業員数 | 1,164名(2019年4月現在) |
画像:Microsoft Teamsサイトより(https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software)
Microsoft Teamsは、Microsoft社が2017年3月に提供を開始したビジネスチャットツールです。機能が限定されている無料版と Microsoft 365 の 1 つとして提供している有償版の 2 種類があります。(Microsoft 365 はWordやExcelなどのOfficeアプリを含むサブスクリプションサービスです)
チャット(インスタントメッセージング)、ビデオ通話といった基本的な機能をはじめ、資料の同時編集、OneDriveやSharePoint、Power BI、OneNote、Bots(自動応答型の音声ロボット)など、他のMicrosoft 365のアプリ、サービスと連携可能です。
画面共有だけではなく、WordやExcel、PowerPointのファイルにそのままアクセスして、つながっているユーザー同士で共同作業が簡単にできるのはMicrosoftならではの使い勝手といえるでしょう。
Chatworkのグループに相当するのが「チーム」で、その中にチャネルと呼ばれる、特定の話題を話し合うスレッドを作成できることが特徴です。プロジェクト終了後に今後利用しないチームを、アーカイブとして保存できます。
Microsoft Teams (無料) | Microsoft 365 Business Basic | Microsoft 365 Business Standard | Office 365 E3 | |
価格 | 無料 | ¥540 ユーザー/月相当 (年間契約) | ¥1,360 ユーザー/月相当 (年間契約) | ¥2,170 ユーザー/月相当 (年間契約) |
ユーザー数 | 無制限 | 300人まで | 300人まで | 無制限 |
ストレージ | 10G+2GB/ユーザー | 1TB/ユーザー | 1TB/ユーザー | 1TB/ユーザー/ 5TB/ユーザー(ユーザー数が 5 人以上) |
検索 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
音声/ビデオ通話/画面共有 | Word、Excel、PowerPoint、OneNote などの Office アプリの Web 版で共同作業が可能 | Web 版の Office アプリケーション: Outlook、Word、Excel、PowerPoint、OneNote (Access と Publisher は Windows PC のみ)の共同作業が可能 | デスクトップ版の Office アプリ: Outlook、Word、Excel、PowerPoint、OneNote (Access とPublisher は Windows PC のみ)の共同作業が可能 | デスクトップ版の Office アプリ: Outlook、Word、Excel、PowerPoint、OneNote (Access と Publisher は Windows PC のみ)の共同作業が可能 |
管理とセキュリティ | データの暗号化 | Microsoft による電話とWeb でのサポート(24時間) | ・メッセージ暗号化、権利管理、データ損失防止をメールとファイルに適用 ・電子情報開示とメールボックス ホールド | |
広告 | なし | なし | なし | なし |
参考:Microsoft Teamsサイト 料金・プランより (https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/compare-microsoft-teams-options)
Teamsだけであれば、無料でその機能がある程度利用できますが、使い勝手やセキュリティを考えると、Teamsが含まれる有料プラン「Microsoft365」がおすすめです。
Microsoft 365 は法人の種類やビジネス規模によって、いくつかのプランに分かれています。上記の他に一般法人向けや大企業向けのオプションプランなども用意されています。
Business Standard以上になると、 デスクトップ版のOfficeがチャット上で編集できるほか、1 ライセンスで複数端末にOffice アプリのフル機能をインストールして使用が可能となり、WordやExcelなど使用にまつわるライセンス問題もクリアできるなど、Teams以外の機能も充実してきます。
運営会社 | 日本マイクロソフト株式会社 |
設立 | 1986年(昭和61年)2月17日 |
住所 | (日本・東京の拠点)〒108-0075東京都港区港南二丁目16番3号 品川グランドセントラルタワー |
従業員数 | 2,280名(2019年7月1日現在) |
画像:Google Chatサービスサイトより(https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/products/chat/)
Google Chatは、Googleが提供するGoogle Workspace(旧 G Suite)ユーザーであれば誰でも利用できるサービスで、500万社以上の企業が導入しています。
G Suite→Google Workspaceについては、2020年10月6日にリブランティングされるとGoogleから発表がありました。その全貌はまだ明らかになっていませんが、どのプランであってもGoogle Chatは利用可能です。
Google Chatは、単体での利用はもちろん、例えばGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドを共同編集するなど、Googleが提供するアプリのさまざまなサービスと合わせて利用することもできます。
会議システムであるGoogleMeetを使用して、オンライン会議も可能です。
また、Google の検索機能を使ってチャットルームにいるメンバーや過去のチャット、共有されたファイルなどを検索できるなど、Googleならではの便利機能も搭載しています。
今後、Mail・Meet・Chat・チャットルームのGoogle Workspaceにおけるコミュニケーションツールは1画面に統合される予定です。その都度画面を開かなくて良いシームレスな運用になる点も見逃せません。
Business Starter | Business Standard | Business Plus | 大規模ビジネス | |
価格 | ¥680/月 | ¥1,360/月 | ¥2,040/月 | 要確認 |
ユーザー数 | 最大300人 | 最大300人 | 最大300人 | 無制限 |
ストレージ | 30GB/ユーザー | 2TB/ユーザー | 5TB/ユーザー | 必要に応じて増量可能 |
検索 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
音声/ビデオ通話/画面共有 | 100人まで | 150人まで | 250人まで | 250人まで |
管理とセキュリティ | ・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール・セキュリティと管理機能 | ・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール・セキュリティと管理機能 | ・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール、eDiscovery、データ保持・高度なセキュリティと管理機能(Vault や高度なエンドポイント管理など) | ・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール、eDiscovery、データ保持、S/MIME 暗号化・高度なセキュリティ、管理、コンプライアンスの制御機能 (Vault、DLP、データ リージョン、エンタープライズ エンドポイント管理など) |
広告 | なし | なし | なし | なし |
参考:Google Workspaceサイト 料金・プランより (https://workspace.google.co.jp/intl/ja/pricing.html)
Google Chatの機能についていうと、ドメイン外のユーザーとのチャットや、履歴をデフォルトで有効/無効にする機能については、Business Standard以上での提供です。
無料プランはありませんが、すべてのプランに 14 日間の無料試用が用意されていますので、まずはそちらから試してみましょう。
運営会社 | グーグル合同会社 |
設立 | 1986年(昭和61年)2月17日 |
住所 | (日本・東京の拠点)〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム |
従業員数 | 1,300人(2017年11月時点) |
画像:LINE WORKSサイトより(https://line.worksmobile.com/jp/)
LINE WORKSは、ワークスモバイルジャパン株式会社が開発した企業向けのビジネスチャットツールです。他のビジネスチャットツールと大きく異なる点は、個人向けコミュニケーションアプリとして別途展開しているLINEの存在。スマートフォンの普及に伴い飛躍的にユーザーを増やしたことから、見た目と使い勝手が似ているLINE WORKSは、比較的取っつきやすいと言えます。
料金プランはフリー、ライト、ベーシック、プレミアムから選択できます。LINE WORKSは予め登録された社員同士でのみ利用可能です。また、LINE WORKSのデータは全てクラウドに保存されます。さらに、LINEが提供するスタンプを使ってチャットすることもできます。
2018年11月に「LINE WORKS」無料版の提供を開始して以降、約3ヶ月で導入企業は27,000社を突破。2020年1月には、有料版・無料版合わせて導入企業数が10万社を超えました。
フリー | ライト | ベーシック | プレミアム | |
価格 | 0円 | 360円/ユーザー | 600円/ユーザー | 1200円/ユーザー |
ユーザー数 | 100名まで | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ストレージ | 5GB | 100GB (1人あたり1GB追加) | 1TB (1人あたり1GB追加) | 10TB (1人あたり1GB追加) |
チャット/LINEユーザーとチャット | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
音声/ビデオ通話/画面共有 | 1:1 | 200名まで | 200名まで | 200名まで |
管理とセキュリティ | 限定監査ログ2週間ダウンロード不可 | 制限なし監査ログ6か月ダウンロード可能 | 制限なし監査ログ6か月ダウンロード可能 | 制限なし監査ログ6か月ダウンロード可能 |
広告 | あり | なし | なし | なし |
参考:LINE WORKSサイト 料金・プランより抜粋 (https://line.worksmobile.com/jp/pricing/)
LINE WORKSは、その機能のほとんどがフリープラン(無料)で使うことができます。
しかし、課金することで、広告表示を消すことができるほか、音声・ビデオ通話を200名までおこなうことができ、管理・セキュリティ機能もアップ。
ビジネス用であれば、最低でもライトプランで利用することをおすすめします。
なお、年間契約にすれば20%オフになる割引もあります。
運営会社 | ワークスモバイルジャパン株式会社 |
設立 | 2015年6月3日 |
住所 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-5-8神宮前タワービルディング 11F |
従業員数 | 77名(2020年3月31日時点) |
ビジネスチャットツールは、上記以外にもさまざまな製品があり、それぞれに特徴が異なります。導入を検討しているのであれば、業務内容に見合ったビジネスチャットツールを選択しましょう。そのうえで、まずは無料版や無料体験で使用感を試してみて、納得したうえで最適な製品を選んでいくことが大切です。ビジネスで使うのであれば、機能もそうですが、セキュリティを考えた場合に有料プランで利用することをおすすめめします。