テレワークの急速な広がりにより利用が拡大しているWeb会議システム。
Web会議システムの多くは、一定の機能を無料で利用できるプランもあり、無料で様々なシステムを使うことができます。
Web会議システムの導入により、以下のメリットがあります。
従来は遠い場所であっても対面での会議が多数でしたが、インターネットがあればどこでも会議ができるテレビ会議システムを使うと交通費や移動費の削減が期待できます。また、移動の際における不慮の事故や自然災害や、交通機関の遅延などの影響を受けずにすみます。
Web会議システムは無料から利用できるものもあり、会議室を準備して用意することに比べると低コストで運用できます。
では、Web会議システムをどう選んだらいいのでしょうか?
本記事では主要なWeb会議システムについてご紹介します。
項目 | ZOOM | Microsoft Teams | Google Meet | Cisco Webex Meetings | V-CUBE ミーティング | Whereby | Faceook Rooms |
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プラン | 無料プラン プロ 2,000円/1ホスト/月 ビジネス 2,700円/1ホスト/月 | 無料から利用可 Microsoft 365 Business Basic 540円/ユーザー/月相当 Microsoft 365 Business Standard 1,360 円/ユーザー/月相当 Office 365 E3 2,170円/ユーザー/月相当 | 無料から利用可能 ・Basic 680円/ユーザー/月相当 ・Business 1,360円/ユーザー/月相当 ・Enterprise 3,000円/ユーザー/月相当 | 無料から利用可 Starter 1,490円/1ホスト/月 Plus 1,980円/1ホスト/月 Business 2,980円/1ホスト/月 | ベーシック 2,000円/1ID/月 プロ 2,700円/1ID/月 | 無料から利用 Pro 9.99ドル/ユーザー/月 Business 59/.99ユーザー/月 | 無料 |
外部参加 | アカウント必要 | アカウント必要 | アカウント必要 | アカウント不要 | アカウント不要 | アカウント不要 | アカウント不要 |
招待URL | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
アプリインストール | △ | △ | 不要 | △ | △ | 不要 | 不要 |
同時に実施できるWeb会議数 | ホスト数 | 記載なし | 記載なし | ホスト数 | ID数 | Pro 3 Business 10 | 記載なし |
ビデオ通話 | 100名まで | 250名まで | 無料・Basic 100名まで Business 150名まで Enterprise 250名まで | Starter 100名まで Plus 150名まで Business 250名まで | 50名まで | 無料 4名まで Pro 12名まで Business 50名まで | 50名まで |
画面共有 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
グリッドビュー | 25名まで表示/1画面あたり | 4名まで表示(9名まで拡張予定) | 16名まで | 25名まで表示 | 8名まで表示 | 12名まで表示 | 16名まで表示 |
チャット機能 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
アンケート機能 | ○ | △(Form利用) | △(Google フォーム利用) | ○ | ○ | × | × |
バーチャル背景 | ○ | ○ | × | ○ | × | なし | × |
録画 | ○ | 有料プランのみ | EnterpriseとEducationのみ(※) | 有料プランのみ | 有料プランのみ | 有料プランのみ | × |
ライブ ストリーミング | ○ | E3のみ | EnterpriseとEducationのみ(※) | × | × | × | × |
備考 | ・Teamのみ無料で利用可 ・Microsoft365契約でTeamsの有料機能も利用可 | ※2020/09/30まではBasicとBusinessでも利用可 |
画像:zoomサイトより https://zoom.us/jp-jp/home.html
Zoomビデオコミュニケーションズは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼに本社をおく企業である。通称はZoom。クラウドコンピューティングを使用したWeb会議サービスを提供しています。
無料版でも100人の同時接続できるのが最大の特徴です。
またバーチャル背景機能もあり、ミーティング中に背景として画像や動画を表示することできます。自宅から接続する際や、部屋を見せたくない人にもビデオ会議に参加が可能です。
画像:Microsoft Teamsサイトより https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software
Microsoft Teamsは、マイクロソフトがWindows、macOS、iOS及びAndroid向けに開発・提供するコラボレーションプラットフォームです。
Teamsはマイクロソフトアカウントさえあれば無料から利用ができます。ただMicrosoft365の契約プランによって利用できる機能に制限がありますのでご注意ください。
※また上位プランのOffice365 E1、E3、E5ユーザーであれば、最大10,000人規模のライブイベントが可能。
画像:Google Meetサイトより https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/products/meet/
Google MeetはGoogleが提供しているコミュニケーションツールです。もともとGoogle ハングアウトという名前で2013年より提供がスタートし、SNSのチャットグループやグループチャット、ビデオ通話、音声通話などが利用可能です。なお、Googleアカウントを保持していれば最大同時100名時間無制限でビデオ通話をすることができます(2020年10月から60分の時間制限あり)。Androidスマートフォンには標準搭載されており、iPhoneでもアプリをインストールすれば使用できます。
画像:Cisco Webex Meetingsサイトより https://www.webex.com/ja/video-conferencing.html
Cisco Webex Meetingsは、Web会議およびビデオ会議アプリケーションを開発および販売するアメリカ企業です。シスコシステムズがWebexを買収した2007年に設立されました。本社はカリフォルニア州ミルピタスにあります。
Cisco Webex Meetingsは、世界で最も利用されているWeb会議システムの一つです。インターネット経由でも複数人での高品質なコミュニケーションが可能で、毎月2,000万件以上ものミーティングに活用されています。
画像:V-CUBEミーティングサイトより https://jp.vcube.com/service/meeting
V-cubeは、企業顧客向けにビジュアルコミュニケーションサービスを開発および提供しています。
V-cubeのサービスを利用する企業は、単純なWeb会議以外のさまざまな目的でビジュアルコミュニケーションサービスを使用できます 。また導入実績約5,000社以上ある、国内No.1シェアのWeb会議システムです。
画像:Wherebyサイトより https://whereby.com/
Wherebyはノルウェー発の、ブラウザで完結するオンラインミーティングサービスです。元々appear.inというサービス名で展開していたサービスです。無料プランでは4名までしか同時に利用できませんが、簡単にミーティングURLを発行して、アカウント不要で参加できる気軽さが特徴です。
画像:Facebookのリリースより https://about.fb.com/news/2020/04/introducing-messenger-rooms/
Facebook Roomsは、Facebookが2020年4月下旬にサービス開始をしたビデオミーティングサービスです。日本での正式リリース時期は未定ですが、2020年5月時点で一部ユーザーで利用ができる状態にあります。
主要なWeb会議システム7つの機能を比較しました。
Web会議システムを利用する目的や用途にもよりますが、
以上6つがサービスを選ぶ判断の基準とすると良いと思います。
どのサービスも無料から利用できるプランやトライアルプランが用意されていますので、それぞれ試してみて自社にあったサービスを選んでみてはいかがでしょうか?